ドライアイの原因

ドライアイが最近、急増しています。長時間のパソコンの使用やテレビ&コンピュータゲームに集中し目を酷使することが多くなったことが原因です。さらにドライアイと共に増加しているのが眼精疲労です。
ドライアイとは、涙の量が少なくなり目が乾いた症状です。パソコンやゲームは画面を集中して見続ける傾向があり、集中するとまばたきの回数が減少し目が乾燥してしまうのです。また空調が行き渡ったオフィスが要因となることもあります。特にエアコンの吹き出し口付近で仕事をしている人は、涙も蒸発しやすく目が乾燥しやすいのです。
人間はまばたきを1分間に約20〜30回行い、涙腺から涙が分泌されます。涙は目の表面を薄い膜となって覆い乾燥やゴミ、細菌などから目を守っていますが、涙が乾くと角膜とまぶたの間が摩擦され、角膜を傷つけてしまいます。しかし、初めのうちは強い痛みなどもなく、なかなか自覚症状がないので、気が付かないまま見過ごしているケースも少なくありません。なんとなく目に疲労感がある、充血する、目がゴロゴロする、光が以前よりまぶしいといった違和感を時々感じるようならドライアイの可能性を考えて見ましょう。
コンタクトレンズの長時間使用をはじめドライアイの原因は、いろいろ考えられますが、涙の減少や目の表面の乾燥がほとんどです。涙は服用している薬の副作用や加齢による影響で量が減少することもありますが、内臓疾患やシェーグレン症候群の可能性も考えられるので注意しましょう。

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ドライアイの治療法

ドライアイ外来で行う検査は、はじめに眼圧と視力の検査を行った後で、シルマーテストによる涙量の測定を行います。シルマーテストとは、目を開けて前方を見つめた状態で、7×50ミリほどの細い濾紙の端を折り曲げ、涙点(涙の排出口)近くにはさんでそのままの状態で5分間じっとしている検査です。涙が紙に染み込み、その数値で涙の量を計るのです。シルマーテストで、5分間に出る涙の量が5mm以下だとドライアイの可能性があります。さらにフェノールレッド糸法と呼ばれる方法で再度計測することもあります。これは、下まぶたに糸を10秒間はさんで涙量を計測するものです。
また、目の表面が乾燥すると、涙の膜がない部分が出来ます。これは、ドライスポットと呼ばれています。最後に、まばたきをしたときに涙の膜が目の表面にしっかり出来ているかどうか、涙の安定性を調べて検査は終了です。
ドライアイは保湿のための目薬を使って治療します。目薬だけでドライアイが治療できない場合は涙点プラグという治療法も保険適応で行われます。涙腺で作られた涙は、目の表面を覆った後、小さな穴の涙小管から鼻に抜けますが、涙点プラグとは、シリコン製の小さなプラグでこの涙小管を塞ぐことで、目の表面に必要な涙の量を増やす治療法です。簡単に済み痛みもなく、ほとんど副作用の心配もありません。

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ドライアイと眼精疲労対策

眼精疲労もドライアイと同じ様に目の疲れや目の不快感や違和感など、似た症状が特徴なので、こちらも同時に受診することをお勧めします。眼精疲労は、不適切なメガネやコンタクトレンズ度数、ドライアイ、斜視といった眼科的要因、生活習慣、睡眠不足、過労、ストレスなどの全身性・心因性要因、不適切なモニターの配置、 長時間のパソコン作業、室内照明の不適合、過度の集中、休憩時間の不足、姿勢が悪いなどの環境の要因、といったように、いろいろな要因が考えられます。これらの要因がいくつか重なっていることも多いので、ひとつひとつを詳しく調べ、治療方針を考える必要があります。
眼精疲労外来では、ドライアイと同じ様に、眼圧、視力を測定した後で目のピント合わせの調節機能異常を検査します。
ドライアイを予防するための対策はとにかく目を乾燥させないことです。自分で意識してまばたきを行い、パソコンを使用するときは、目線に対してモニターの画面が出来るだけ下側になるように設置するようにしましょう。目が上向きになるとまぶたが余計に大きく開いてしまうので乾燥しやすくなります。眼精疲労の予防のための対策は視力に合った度数のコンタクトレンズやメガネを使用しましょう。デスクワーク中心の方は、遠くよりも、近くにピントが合うようにコンタクトレンズやメガネを調節するほうが目が疲れにくくなります。
目の不調はテクノストレスや全身疾患までも引き起こす可能性があります。早め早めの予防の対策を心がけましょう。

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